アーティストにインタビュー ( Vol - 1 )

ヘア・アーティスト 宮良 長和 ( Chowa Miyara )  プロフィール  フォトギャラリー
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取材日 : 2004/11/11 Thu

この道30年。言葉にすると簡単ですが、宮良長和さんの中に流れる時間は一秒の中に一体どれ位の世界が広がっているのだろう?と想わずにはいられません。その瞬間瞬間の世界を私に解かりやすいように時間を引き延ばして説明してくださった氏に対し、私が投げかけた質問に帰ってくる答えはどれも躊躇なく、あらゆることを深く考察された末の哲学でした。私はお話を伺うほどに髪を切ってもらいたいという衝動に駆られ、そして予感通り氏が生み出した素手と3本バサミによるカットの虜になってしまったのです。

Q1. 一人だけ誰かに会えるとしたら?(現存、歴史上、架空の人物もOK)

・・・。

Q2. 現在の仕事に入るきっかけは?

画家を目指していた兄に薦められて。

Q3. 一番印象に残った仕事は?(自分を含め誰のでもOK)

トニー&ガイ(英)
面や線ではなく点で表現する、ヘアに彫刻するような仕事に衝撃を受けた。
それを吸収し、自分なりに昇華させた結果、独自の「3本ハサミ」という手法が生まれた。

Q4. 生まれ変わったら何になりたいですか?

スパイダーマン系・・・かな?

Q5. 今一番創ってみたい人は?

ファーストレディ、あれはないと思う。多面性を感じさせるような、らしく変えたいですね。

Q6. 運命を信じますか?

半々、自分次第と感じる方がやや強い。

Q7. 10年後は何してると想いますか?

遊んでる、自由な子供のように、世界中を色んな人達と会いながら遊んでる。

Q8. 仕事で最も大切にしていることは?

最後まで手を抜かず、お客様を喜ばせたいという心を持ち続けること。

Q9. 1ヶ月のオフができたら何しますか?

遊んでる、Q7の答えと同じ。 それは願望だから。

Q10. 最後に、あなたにとって "美" とは?

人を癒す行為。

宮良さんはクシを使いません。左手でたくし上げた髪をパラパラと解きながらその合間に3本バサミによるカットがなされます。千差万別の髪質とその状態、髪が何処をどう切って欲しいのかを一瞬に判断して右手が自然に反応するのだそうです。領域を超えた技とその道を極めた人物にしか語り得ないその世界。髪を切る行為そのものが快感で、いつか止められるという気がしない。だから「10年後は?」という問いと「一ヶ月の休みには?」という問いの答えは願望に過ぎないと宮良さん。「カットすることが気持ちよくて仕方がない」と聞くと、手技をそこまで極めていると知ると、尊敬の念を通り越して羨ましくなってしまった私でした。